2020年10月4日日曜日
L.E.M.サプライ ラングレム ファーストインプレッション
ヤギカス「!?!?」
ヤギカス「た、隊長!?これはいったい!?!?」
しゃかより「L.E.M.サプライ、ラングレムだ。レビューをしろ。」
ヤギカス「しかし隊長!ヤギカスはレビューに関しては『必要以上に辛口』で有名です!コアなファンの多いL.E.M.製品のレビューを書いたりしたら、炎上してしまいます!!」
しゃかより「構わん、やれ。」
ヤギカス「くっ…了解…!」
というわけで、ファーストインプレッションです。色々言います。しゃかより隊長の責任において。
サイズ感は可もなく不可もなく。SサイズのSAPIくらいの保冷剤を入れてみました。
前面肩回りから首にかけてのラウンドなカットが特徴的です。
背中のフラップをめくるとカマーバンドを調整できるようになっています。
この仕組みは好きで、自分で設計したものにも採用しています。
(カマーバンドは面倒で未調整。ちょいきつめ。)
カマーバンドはJPCみたいなスケルタルカマーバンドです。調整幅とmolleスペースの両立を考えるとこれが最適解なんだと思います。
ここはGJです。
背中とお腹にメッシュとクッションがあります。
これも、これ自体はGJです。
ですが近寄ってみると、メッシュ一枚の下に発泡ポリエチレンのクッションが入っています。
発泡ポリエチレンは通気性が無く保温性抜群です。一瞬でべっちょりすると思われます。
対比として、これはBigfoot InternationalのGTPCというプレキャリのクッション部分です。
メッシュの表面にペンライトをあてています。
見ての通り、メッシュ表面から発泡ポリエチレンまでの間に数ミリの隙間があり、通気性が確保されています。
どうせメッシュを採用するならこういう構造にするべきだったと思います。
あるいは、全面トイクロスか雌ベルクロにしてユーザーがPSI GEAR Ultravent padsやDirect Action Spitfire Comfort Padsなどを追加できるようにした方が汎用性があったのではないかと思います。
背景汚くて失礼。肩ストラップの調整幅が非常に広いことが売りの1つですが、これは特に何らかの技術的革新があるわけではなく、「ただ調整ストラップ長くしました」っていう構造です。なので小さく絞るとストラップがとても余ります。
余った部分はショルダーパッドの中に折り込むわけですが、なかなかの厚みと硬さになります。
体にフィットしにくいですし、バックパックとの相性も悪いです。
JPCやLV119、Sliksterなどの肩ストラップをベースに、CIRASのように余った肩ストラップをプレートバッグの中に差し込む形で調整幅を広げた方が快適なものができるのではないかと思います。
バックルは2Mのものを使用しています。これはぱっと見tubes風ですが、構造は全く違います。
tubusは上端か下端を合わせればあとは簡単に挿入してロックする事が出来ますが、2Mバックルは写真のように「突起を穴に合わせる」必要があります。
これはPSI GEARのhingeも同じですが、hingeはボタンを押すと簡単にリリースされるのに対し、2Mは「上方向に」引っ張る必要があります。
取り付けはhingeの方がほんのすこーーーーーし難しいですが外すのは圧倒的にhingeの方が楽です。
個人の好みの領域かもしれませんが、バックル自体の値段が倍違う事を考えると…ね…。
最後に、胸のバックルですが、ITW NEXUSとは違う規格です。
つまり、haley strategicともvelocity systemsとも互換性がありません。
その他molleのみのプラカードを買い足して武器によってプラカード交換するようにしようと思っても、互換性がありません。
自衛隊は89しか使わないからいいでしょハハーン色んな玩具を使うサバゲーマーは相手にしていませんよーフフーンという事なのかもしれませんが。
総評
少なくとも、ヤギカスの需要にはマッチしないかな…という感じです。
64000円あったら上記の問題点を全て解消したものをワンオフで発注できます。
対IR生地代が高いんですかね。
でもこう感じるのは多分ヤギカスがサバゲーマーだからですね。
「ホンモノ」を求める自衛官的にはとてもいい製品なのかもしれません。
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