ヤギカスです。
CA870系ショットガンの共通の弱点を克服したかもしれないのでメモ。
CA870系のショットガンを手にしたことがある人は知っている事だと思いますが、このタイプのショットガンにはある重大な構造欠陥があります。
この銃はマガジンチューブの先にあるキャップを締め込む事によりアウターバレルを固定しているのですが、この構造のためにキャップの締め込み具合によってアウターバレルがわずかに下を向いてしまうのです。
また、CA870のコピーであるS&TのM870にも同様の欠陥が存在し、M870の場合は金属製のアクションバーとアウターバレルが接触しコッキングが硬くなるという問題も併発します。
たまにS&T M870のコッキングが硬いからと内部研磨やすり合わせをする人がいますが、コッキングの硬さは上記の問題が原因であるため根本的解決はしません。
この「アウターバレルおじぎ問題」の解決策として巷では「キャップを締めすぎない」「マガジンチューブの中に塩ビパイプを仕込む」等言われていますが、可動部品に接触していて衝撃も加わるネジを「締めすぎない」って…
塩ビパイプの挿入も考えましたが、長さの調整で難儀しそうでした。
そこで、キャップにスペーサーを挿入して締め込みを制限する方法をとってみました。
ジャラジャラと…
計測によると、キャップの内径は21mmと22mmの間位でした。
外径21mmのワッシャーがぴったりです。
通常ワッシャーの外径は2mm刻みなので20mmの次は22mmなのですが、大きいホームセンターで探すかモノタロウで買えます。
ヤギカスはモヤモヤするので21mmを探しましたが最悪入手性のいい20mmでも大丈夫です。
キャップの底には微妙なしめ込み具合を調整するためにOリングを入れました。
ぴったりくらいなサイズのリングを探してもいいですし、電動ガンのピストン用を切って詰めてもいいと思います。
(電動ガン用のやつ)
(このサイズがぴったりでした)
締め込み具合の微調整のために薄いゴム版を切り出したものを何枚か用意しておくといいです。
厚さは0.5mmだったと思います。微調整用なので薄いに越したことは無いです。
これらをこの順番でキャップに入れます。
必要なゴム版の枚数とワッシャーの枚数は個体によって違うと思うので調整してください。
締め込み具合はスイベルリングが軽い抵抗感で回りキャップは力を入れて意図的に回さないと回らないくらいです。
あまり緩くするとアウターバレルがイモネジのみで固定されている状態になってしまうので隙間は無くすようにした方がいいと思います。
これでコッキングに抵抗を感じなければ成功です。
オチとかは無いです。
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